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バルテュスナイト

日本で三度目、没後初めてのバルテュス展に行ってまいりました。

特別企画なので
バルテュス夫人節子さんのフォトセッション付き

   ※これからの写真は主催者の許可を得て撮影いたしました。

さん笑顔節子_convert_20140430114752

バルテュスの美神 ミューズ 節子さん。
なんてお綺麗な!

幼いとき写真で見て
エレガントで静謐なタッチで・・・でも、エロティックな絵ととらえてずっと心にひっかかっていたバルテュス。

本人はそういわれることを嫌っていたようですが・・

でもエロは芸術の基本では・・?



失礼しました。

展覧会はバルテュスの人生に沿って構成されていて解りやすい。

まずはこれ!
なんと1921年 11歳の時の作品

     みつ_convert_20140430115306

愛猫ミツの物語。ポーランド貴族の血を引き、幼いころから両親の下様々な芸術家の影響を受けてきた少年。実父と別れてからは詩人リルケが義父となりましたが、そのリルケが序文をつけた40枚の素描からなる物語。


彼のテーマの一つ 猫がここに堂々と登場してますね。

それにしても
彼の才能も
環境も
並はずれてます。

たんす_convert_20140430114941

箪笥には中国風の模様

公園_convert_20140430115823

彼の永遠のテーマ  絶対の美の境地 少女が登場してきます。


バルテュスの神秘  こちらには有名な絵が並びます。
このあたりの絵が見たくて
30年もまえだったかしら、京都まで行ったっけ。
日本初のバルテュス展

バルテュス嵐が丘_convert_20140430115101

嵐が丘の挿絵 いわゆるバルテュス的なものが網羅されている


そして
遠くを見つめる少女たち
私たちは
バルテュスのように鑑賞するだけ

本表紙_convert_20140430120445
 美しい日々


キャサリン_convert_20140430114653
キャシーの化粧  鏡の中のアリス

ありえない週_convert_20140430114502
ありえない週 原題は「木曜が4日ある週」・・ありえないね!
 
ポスター_convert_20140430115226
夢見るテレーズ・・実際にカメラマンがモデルにこのポーズを撮らせて画面を再現した写真を見たことがあります。
やっぱりエロチックでドキドキしちゃいました・・

立つ少女_convert_20140430120513

部屋 裸体だけど赤い靴下を履いていて白いタオルとともにアクセントになっている。
それにしてもなんて堂々としているんでしょう。
カタログではバルテュスの敬愛するピエロ・デッラ・フランチェスカの慈悲の聖母を想起させるとふれています。

おさかな_convert_20140430114536

出ました、猫ちゃん。本邦初公開!
パリのオデオン広場のシーフードレストラン「ラ・メディテラネ」に掛けられていた。
ボートの少女のモデルはジョルジョ・バタイユの娘、ローランス・バタイユ。
 
それから
ブルゴーニュのシャシー・・いちばん多作な時代、
読書_convert_20140501083645

胸像_convert_20140430115716

静謐_convert_20140430120057



田舎暮らしから生み出された風景画もいい

風景_convert_20140430120241



それにしても
お城暮らしです。

その暮らしぶりも神話といわれる所以。

バルテュスを「20世紀 最後の巨匠」と評したピカソも
お城に住んでたっけ・・・

羨ましい!



文化大臣アンドレ・マルローからアカデミー・ド・フランス館長に任命され
ローマへ移ります
そして節子さんと結婚。

彼のジャポニスムが結晶するかのよう。

節子_convert_20140430120132
 歌舞伎や浮世絵の影響の見られる衣装、ポーズ。モデルはもちろん、ミューズ節子夫人
 
 日本画のような画面処理、そしてマティエール。
 
壁_convert_20140430120317
壁のマティエール、ざらっとした質感が日本画のよう。

トランプ_convert_20140430115017
歌舞伎の1シーンみたい


そして彼以外は入ることを滅多に許されなかった聖域、
ロシニエールのアトリエが再現されています。

彼の愛用の品もそのままに。
自然光にこだわった作家らしく大きな窓が目を引きます。

部屋はいつ巨匠が戻ってきてもいいように
待ち続けているようにも見えます。
 
アトリエ3_convert_20140430114051

アトリエ7_convert_20140430114356


素描も魅力的でした。

自画像_convert_20140430115914

整った顔立ち! の自画像です。

 
かつしん_convert_20140430114611

勝新太郎からのプレゼントの着物も展示されてた

ポートレート__+1_convert_20140430115147

着るとこんな感じ?
素敵なご夫妻。


ミュージアムショップもまた楽し。
今回の目玉、節子夫人仲良しのクリスチャン・ルブタン制作のサンダル。
バルテュスの愛用サンダルを基に作られたもの
るブタンのサンダル_convert_20140430115334

是も欲しい
「街路」の立体模型
街路_convert_20140430115501


バルテュス展

2014/4/19(土)~6/22(日)  東京都美術館
2014/7/5 (土)~9/7 (日)  京都市美術館




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プロフィール

matsuehisako

Author:matsuehisako
松江 比佐子

栃木県宇都宮市生まれ
宇都宮市在住

アトリエ松江主宰
読売カルチャー宇都宮色鉛筆画講師

最近は和様のものに魅かれ、水墨画を始めました。

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