今年も青い日記帳×山種美術館 ブロガー内覧会にお邪魔いたしました。


これは、山種美術館の外観写真をバックにしてみた・・ご存じのとおりアコーディオンのような山種美術館、
正面右からみるのと(恵比寿駅からくるとこちら側が見えてきますね)左からみるのでは全然感じが違う。
片面だけにガラスがはいっていますからね。
11月2日 17時に美術館到着。
この日だけは写真も撮れるし、カフェ椿で菊家さんのお菓子もいただける、そして山崎館長のギャラリートークがなにより楽しみです。
Takさん(お忙しそうだ!)の、ブロガー内覧会の楽しみ方レクチャーを受けて
山崎館長(相変わらず、とってもお綺麗!)のギャラリートーク始まり始まり・・

こんな感じのレジュメが用意されていて、学生に戻って講義を聴いてるみたいで楽しい~。
(汚い字の書きこみ、ごめんなさい・・)
古径と土牛が梶田半古の門下の兄弟弟子だったこと、同時代にどんな絵描きがいたのかなどが
一目瞭然。
古径の作品作りのヒントとなったであろう古典の名品も紹介されています。勉強になります。
※ブログ内の写真は主催者の許可のもとの撮影です。写り悪し・・もっといいカメラを買わないと・・。腕のせいか!?
それにしても

若き古径の作品。この描写力、やっぱり力があるのね・・
粉本を与えず写生に重きをおいた半古の指導の下、人体デッサンに取り組んできたという様がはっきり見て取れます。写真ではわかりにくいでしょうが、薄物から透ける腕の描写など、衣の下の身体への意識が感じられます。

こちらも十代の時の作品
表現には確実な技術の研鑚が必要なのね・・・としみじみ実感。
ラファエロ前派の作品のよう・・と山崎館長が評した作品

涼やかな作品が続きます。

この辺好きだったな



胡粉の盛り上げ
衣の描写、見ごたえあり

この水の流れに透ける素足、涼しそうで色っぽい

Takさんから聞いた見どころのひとつ
様々な金
今までの作品にも使われていますが
なんといっても金屏風!もございます。


美しいなあ・・
さて、有名な安珍・清姫 娘道成寺の段
一部屋にまとめられていてじっくり楽しめます。
始まりは白線で・・古径はなかなか作品の完成を認めないタイプだったそうですが、これはあえて線描にしたのでは、とのこと

安珍と清姫の出会いの場から別れへと・・



人物を書き表す細い線の美しさ。手指の先など精巧な人形を愛でるよう。

そしてこちらは有名ですね!
安珍を追う狂気の清姫
流れる髪、手の緊張感が見事。金の使い方も凄みがあります。

そして話はクライマックス。
大蛇と化した清姫が安珍の隠れた釣鐘に巻き付き恋の炎で焼き尽くす・・

そして最後に寄合桜 恋は成就したのでしょうか

こちらは遅咲きの大家土牛。
あの鳴門に醍醐。80歳代、90歳代の作品にしてこの瑞々しさ。
勇気が出ます。

自分がその年でこれを描けるのかは、別にしまして・・。
そして、古径、土牛の作品を同じモチーフ毎に並べて展示するという心憎い配慮が。
二人の近さと違いがよくわかる。
個人の顧客のために描いた古径、展覧会への発表を意識した土牛
時代背景の差も作品作りに感じ取れる・・と山崎館長。
作品の大きさや、背景色のあるなし、など。
土牛の牡丹

古径の牡丹

線を生かした古径、色面でとらえる土牛
この古径の観音像、実際の女性をモデルにしたとあって艶めかしい。

鴨の尾羽の繊細さと即興的なとらえ方の面白さ


緑の色味の差にご注目
顔料の色そのものの美しさを大切にした古径、胡粉を混ぜて柔らかな色調で画面を統一した土牛。
確かにこの白っぽい感じは今に続く「院展調」


面白い構図。現代的な感じ。

そして、カフェ椿でいただく展覧会毎の菊屋さんの絶品のお菓子。
絵の題名にちなんだ様々なお菓子が。
私は一番人気だった「鳴門」を・・・

ご馳走様でした。


これは、山種美術館の外観写真をバックにしてみた・・ご存じのとおりアコーディオンのような山種美術館、
正面右からみるのと(恵比寿駅からくるとこちら側が見えてきますね)左からみるのでは全然感じが違う。
片面だけにガラスがはいっていますからね。
11月2日 17時に美術館到着。
この日だけは写真も撮れるし、カフェ椿で菊家さんのお菓子もいただける、そして山崎館長のギャラリートークがなにより楽しみです。
Takさん(お忙しそうだ!)の、ブロガー内覧会の楽しみ方レクチャーを受けて
山崎館長(相変わらず、とってもお綺麗!)のギャラリートーク始まり始まり・・

こんな感じのレジュメが用意されていて、学生に戻って講義を聴いてるみたいで楽しい~。
(汚い字の書きこみ、ごめんなさい・・)
古径と土牛が梶田半古の門下の兄弟弟子だったこと、同時代にどんな絵描きがいたのかなどが
一目瞭然。
古径の作品作りのヒントとなったであろう古典の名品も紹介されています。勉強になります。
※ブログ内の写真は主催者の許可のもとの撮影です。写り悪し・・もっといいカメラを買わないと・・。腕のせいか!?
それにしても

若き古径の作品。この描写力、やっぱり力があるのね・・
粉本を与えず写生に重きをおいた半古の指導の下、人体デッサンに取り組んできたという様がはっきり見て取れます。写真ではわかりにくいでしょうが、薄物から透ける腕の描写など、衣の下の身体への意識が感じられます。

こちらも十代の時の作品
表現には確実な技術の研鑚が必要なのね・・・としみじみ実感。
ラファエロ前派の作品のよう・・と山崎館長が評した作品

涼やかな作品が続きます。

この辺好きだったな



胡粉の盛り上げ
衣の描写、見ごたえあり

この水の流れに透ける素足、涼しそうで色っぽい

Takさんから聞いた見どころのひとつ
様々な金
今までの作品にも使われていますが
なんといっても金屏風!もございます。


美しいなあ・・
さて、有名な安珍・清姫 娘道成寺の段
一部屋にまとめられていてじっくり楽しめます。
始まりは白線で・・古径はなかなか作品の完成を認めないタイプだったそうですが、これはあえて線描にしたのでは、とのこと

安珍と清姫の出会いの場から別れへと・・



人物を書き表す細い線の美しさ。手指の先など精巧な人形を愛でるよう。

そしてこちらは有名ですね!
安珍を追う狂気の清姫
流れる髪、手の緊張感が見事。金の使い方も凄みがあります。

そして話はクライマックス。
大蛇と化した清姫が安珍の隠れた釣鐘に巻き付き恋の炎で焼き尽くす・・

そして最後に寄合桜 恋は成就したのでしょうか

こちらは遅咲きの大家土牛。
あの鳴門に醍醐。80歳代、90歳代の作品にしてこの瑞々しさ。
勇気が出ます。

自分がその年でこれを描けるのかは、別にしまして・・。
そして、古径、土牛の作品を同じモチーフ毎に並べて展示するという心憎い配慮が。
二人の近さと違いがよくわかる。
個人の顧客のために描いた古径、展覧会への発表を意識した土牛
時代背景の差も作品作りに感じ取れる・・と山崎館長。
作品の大きさや、背景色のあるなし、など。
土牛の牡丹

古径の牡丹

線を生かした古径、色面でとらえる土牛
この古径の観音像、実際の女性をモデルにしたとあって艶めかしい。

鴨の尾羽の繊細さと即興的なとらえ方の面白さ


緑の色味の差にご注目
顔料の色そのものの美しさを大切にした古径、胡粉を混ぜて柔らかな色調で画面を統一した土牛。
確かにこの白っぽい感じは今に続く「院展調」


面白い構図。現代的な感じ。

そして、カフェ椿でいただく展覧会毎の菊屋さんの絶品のお菓子。
絵の題名にちなんだ様々なお菓子が。
私は一番人気だった「鳴門」を・・・

ご馳走様でした。
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