
そもそも自分が一番最初に好きになった美術作品はシュルレアリスムの作家のものだった・・・
らしいです。
子どもの頃からうちの親は結構私を展覧会につれていってくれました。
また、家には美術全集が置いてあって絵本替わりにそれを眺めさせたりしてくれていたのですが、
私は、現代美術の巻がお気に入りだったらしいです。
なかでも、タンギーとデルヴォーがいたくお気に入りであったというのです。
「もう、タンギーとデルヴォーの解説は何度も読まされて、覚えちゃったわよ・・」というのが母の談でした。
母も亡くなり、その画集もどこにいったか、手元になくて、どんな文章が書かれていたのかわからないのですが・・。
そのほかにも、ダリ、マグリット、キリコ、エルンスト・・・
確かにドキドキしながら画集を繰った記憶があります。
あのころは時間が今よりたっぷりあって、なんでもできる気がして
絵を描くのが無条件に楽しかったっけ・・。
ところで、府中市美術館のデルヴォー展すごくよかった!
小さい頃の自分を連れていければもっと楽しかったでしょうが・・。
それにしても、コピーが「夢にデルヴォー」。
府中市美術館楽しいな~。
PS・・・おまけ・・・府中市美術館に学生時代お世話になった若林奮先生の作品がありました。
懐かしい!

教職課程の共通彫塑の先生でしたが・・
出来の悪い私。ぎりぎりで単位をやっとこさ取りました。
しかも、おもいっきり自分の責任で制作中にのみで手をざっくり。
トホホな生徒だったことでしょう。
しかし先生の作品!
「地下のデイジー」植物の力強い生命感を表現したシリーズだそうで、暑さ2.5センチ、1枚72キロの鉄の正 方形が120枚積み重ねられて層になって約3メートルの深さまで埋められているもの。
この層は多摩・武蔵野の地に暮らした人々の時間と記憶を表現しているとともに、地下の関東ローム層の
地面や樹木の年輪などの自然の時間とも対応するもの。
地下の作品を想像することで歴史を体感するもの・・らしいです。
一瞬そう言われても~なんて思ってしまってごめんなさい。
考えることを放棄してはだめだ!と感じ入った次第でした。
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