2012年11月
ワグナー・ナンドール アートギャラリー
category - 展覧会
2012/
11/
15平成24年11月14日
ここのところなにやらいろいろバタバタ・・チャイルドラインのカード配布ものびのびだったので
真岡、茂木、芳賀、市貝、益子・・まとめて回ってきました。
そして、ナンドール美術館、今秋の展示会11月15日までなので、足を伸ばしました。
毎年春秋、益子陶器市の時期に絡めて開館されます。

ハンガリーの彫刻家、ワグナー・ナンドール。
若き日から、両親の影響もあって芸術を志し、
熱い心を持った青年は戦争にも積極的に志願し最前線で戦ったという・・
そのときの生死をさまようほどの負傷の経験がその後の彼の思想に大きな影響を与えたようです。
ハンガリー動乱でスウェーデンに亡命し留学中の日本人の秋山千代(ナンドール夫人)と出会い日本にやってきた
ワグナー。
茶室もあるこのアトリエは日本に帰化し誰よりも日本を愛したワグナーの想いがそこここに感じられます。

聖徳太子像。すらりとして美しい姿。風に向かって凛とたたずんで私たちを迎えてくれます。
哲学の庭


ナンドールの思想の集大成ともいえる哲学の庭。
古今東西を越えた世界の偉大な思想家たちが、中央の球体をみつめ祈る。
釈迦、キリスト、老子、アブラハム、エクイトン・・・
言葉は違っても願うものは同じ・・
戦争体験を通じ、真の平和を望んだワグナーの願い
周りにはガンジー、ユスティニアヌス帝も。
そして跳馬。


丸い球状の母子像。
栃木県立美術館にも涙形の池とともに庭の一角に展示されています。

モーゼ像

蓮華の上の観音像
室内なので写真がないのですが、ワグナーのアトリエも公開されていて
祖国ハンガリーに設置されている
磔刑のキリストの像がかざられています。
素晴らしい緊張感のある作品。
壁一面黒板になっていてワグナーの字やエスキースも観られます。
素敵な空間。
一度入館すれば、会期中はそのチケットで何度でも拝観できます。
ぎりぎりになっちゃって時間もあまりないのが悔しい~。
もっとゆっくりしたかったわ~!
おまけ。
庭内の五角堂で、今年なくなられた成良仁・南田是也さんの展示会も・・・二つの名前で印象の違う作品発表を行ってらっしゃいました。

これは、南田是也さんのMadam Smart のストラップ。可愛い。
ここのところなにやらいろいろバタバタ・・チャイルドラインのカード配布ものびのびだったので
真岡、茂木、芳賀、市貝、益子・・まとめて回ってきました。
そして、ナンドール美術館、今秋の展示会11月15日までなので、足を伸ばしました。
毎年春秋、益子陶器市の時期に絡めて開館されます。

ハンガリーの彫刻家、ワグナー・ナンドール。
若き日から、両親の影響もあって芸術を志し、
熱い心を持った青年は戦争にも積極的に志願し最前線で戦ったという・・
そのときの生死をさまようほどの負傷の経験がその後の彼の思想に大きな影響を与えたようです。
ハンガリー動乱でスウェーデンに亡命し留学中の日本人の秋山千代(ナンドール夫人)と出会い日本にやってきた
ワグナー。
茶室もあるこのアトリエは日本に帰化し誰よりも日本を愛したワグナーの想いがそこここに感じられます。

聖徳太子像。すらりとして美しい姿。風に向かって凛とたたずんで私たちを迎えてくれます。
哲学の庭


ナンドールの思想の集大成ともいえる哲学の庭。
古今東西を越えた世界の偉大な思想家たちが、中央の球体をみつめ祈る。
釈迦、キリスト、老子、アブラハム、エクイトン・・・
言葉は違っても願うものは同じ・・
戦争体験を通じ、真の平和を望んだワグナーの願い
周りにはガンジー、ユスティニアヌス帝も。
そして跳馬。


丸い球状の母子像。
栃木県立美術館にも涙形の池とともに庭の一角に展示されています。

モーゼ像

蓮華の上の観音像
室内なので写真がないのですが、ワグナーのアトリエも公開されていて
祖国ハンガリーに設置されている
磔刑のキリストの像がかざられています。
素晴らしい緊張感のある作品。
壁一面黒板になっていてワグナーの字やエスキースも観られます。
素敵な空間。
一度入館すれば、会期中はそのチケットで何度でも拝観できます。
ぎりぎりになっちゃって時間もあまりないのが悔しい~。
もっとゆっくりしたかったわ~!
おまけ。
庭内の五角堂で、今年なくなられた成良仁・南田是也さんの展示会も・・・二つの名前で印象の違う作品発表を行ってらっしゃいました。

これは、南田是也さんのMadam Smart のストラップ。可愛い。
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シュルレアリスム
category - 雑感
2012/
11/
01
そもそも自分が一番最初に好きになった美術作品はシュルレアリスムの作家のものだった・・・
らしいです。
子どもの頃からうちの親は結構私を展覧会につれていってくれました。
また、家には美術全集が置いてあって絵本替わりにそれを眺めさせたりしてくれていたのですが、
私は、現代美術の巻がお気に入りだったらしいです。
なかでも、タンギーとデルヴォーがいたくお気に入りであったというのです。
「もう、タンギーとデルヴォーの解説は何度も読まされて、覚えちゃったわよ・・」というのが母の談でした。
母も亡くなり、その画集もどこにいったか、手元になくて、どんな文章が書かれていたのかわからないのですが・・。
そのほかにも、ダリ、マグリット、キリコ、エルンスト・・・
確かにドキドキしながら画集を繰った記憶があります。
あのころは時間が今よりたっぷりあって、なんでもできる気がして
絵を描くのが無条件に楽しかったっけ・・。
ところで、府中市美術館のデルヴォー展すごくよかった!
小さい頃の自分を連れていければもっと楽しかったでしょうが・・。
それにしても、コピーが「夢にデルヴォー」。
府中市美術館楽しいな~。
PS・・・おまけ・・・府中市美術館に学生時代お世話になった若林奮先生の作品がありました。
懐かしい!

教職課程の共通彫塑の先生でしたが・・
出来の悪い私。ぎりぎりで単位をやっとこさ取りました。
しかも、おもいっきり自分の責任で制作中にのみで手をざっくり。
トホホな生徒だったことでしょう。
しかし先生の作品!
「地下のデイジー」植物の力強い生命感を表現したシリーズだそうで、暑さ2.5センチ、1枚72キロの鉄の正 方形が120枚積み重ねられて層になって約3メートルの深さまで埋められているもの。
この層は多摩・武蔵野の地に暮らした人々の時間と記憶を表現しているとともに、地下の関東ローム層の
地面や樹木の年輪などの自然の時間とも対応するもの。
地下の作品を想像することで歴史を体感するもの・・らしいです。
一瞬そう言われても~なんて思ってしまってごめんなさい。
考えることを放棄してはだめだ!と感じ入った次第でした。