
土祭(ひじさい)に行ってまいりました。
2012.9.16~9.30 新月から満月の期間開催されます。
「土」という字を古来の呼びならわしの『ひじ』とよんで、ヒジサイ。
土の祭り、陶器の街である益子になんともふさわしい呼び名です。
益子町にインスタレーションや展示会場が分散し、また日替わりでワークショップも行われますので短時間では
回りきれません。
水と土のエリア。大羽地区
ここでは建築プロジェクトが楽しめます。

この地域は、歴史的な場所でもあります。
宇都宮城主であった、宇都宮家の墓所があります。
綱神社は宇都宮氏第三代城主 宇都宮頼綱所縁の地。


境内は、川崎義博さんのサウンドインスタレーションの場となっていて、鳥居をくぐり苔むした石段を
登ると川崎さんがこの地で作り上げたサウンドが流れてきます。。
聖地、自然、歴史の深層を内包した・・・という音によって、かえって静寂に包まれるようです。
上の写真ははモニターが埋め込まれたインスタレーション。


鶴亀の池をめぐり木立からインディアンティピーみたいな建造物を望む。
中に入るととても涼しい。
精霊が下りてきそうな空間でした。

鶴亀食堂の入口。
くるりんとした作りが楽しい。
写真の彼女は、この食堂に食器を提供している陶芸家鈴木稔氏の奥様。
かわいくかしこい素敵女子です。
土祭を案内して下さいました。
ここで、「もうひとつの美術館」の梶原ご夫妻に偶然出会ってびっくり。
建築家で宇都宮大の教授でもあるご主人は建設中のときからここに足を運んでいらしたそうです。

電気、ガスを使わず、かまどで調理された食事が供されます。グリーンカレー美味しかった!
冷蔵庫も電気を使わない。
那須町に「非電化工房」を構える工学博士藤村靖之さん指導のもと地元高校生もワークショップで
非電化冷蔵庫を作ったそう。

同エリアの見目陶苑。益子の土人形。
いろいろな表情が楽しい。

これ作りたかったんだよね~!
光る泥団子! ピカピカつるつる。泥だよ~。
今度は土と藍のエリアです。
日下田藍染工房。川村忠晴さんの植物をあしらった灯りのインスタレーション会場になっています。

中に入ると・・・

藍甕がずらりと並んで大迫力。
ススキの灯りが美しい。

繭の灯り

鬼灯が虫籠に

これも鬼灯

木の葉や鬼灯の灯りが和室を柔らかく照らしています。
これから満月に向けてさまざまなワークショップもあり、展示会場やショップもめちゃ楽しそうなんですが、
時間切れで、本日これまでです。
おまけ。
9/23まで益子MCAA6ギャラリーでアフリカの泥染の展覧会が開催されていました。
そのとき買ったマリのネックレス。

会期中有効のパスポートあるし・・また来られるかな?
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